2013年11月5日火曜日

[後藤政志 講演 東京]11月9日「原発の重大事故(過酷事故)は防げるか」-安全神話の再構築を許してはいけない-

以下、主催者より告知文章です。
ベグライテン11月例会(公共哲学を学ぶ会)のご案内です。

福島原発事故翌日には記者会見をされ、原子炉格納容器設計者の観点から、いち早く、炉心溶融の危険性を指摘された後藤政志さんをゲストにお迎えします。
詳細は以下をご覧下さい。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

【テーマ】
「原発の重大事故(過酷事故)は防げるか」-安全神話の再構築を許してはいけない-

【講 師】
後藤 政志さん (NPO法人APAST理事長。元原子力プラント設計技術者。博士(工学))

【略歴】
1949年東京生まれ。沼津工業高等専門学校機械工学科卒業後、広島大学船舶工学科編入学・卒業。民間の海洋開発企業で海洋構造物の設計に従事。1989年より原子力プラント メーカーにて原子炉格納容器の設計・研究に従事。
退職後、福島第一原発事故が発生。芝浦工業大学、國學院大學、明治大学非常勤講師。旧原子力安全保安院ストレステスト意見聴取会元委員。NPO法人AOAST理事長。博士(工学)

【著書】
「転換期の技術者たち」田中直編著 共著(池田諭名で執筆)勁草書房1990
「徹底検証・21世紀の全技術」現代技術史研究会編 共著(後藤政志、池田諭、柴田宏行名で執筆) 藤原書店 2010
「福島原発事故はなぜ起きたか」井野博満編 共著 藤原書店2011
「『原発をつくった』から言えること」後藤政志著 クレヨンハウス2011

【事前一読推薦図書】
読んでいなくても理解できるはずです、とのお言葉は頂いていますが、推奨とのことです。
①「徹底検証・21世紀の全技術」藤原書店
第 8章エネルギーはどうなるか(原発)
第15章 頻発し巨大化する事故の恐怖
②「『原発をつくった』から言えること」クレヨンハウス

【日 時】
平成25年11月9日(土)14:00~16:30

【場 所】
上智大学 11号館 3F 311教室

〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
(JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩7分)

※四ツ谷駅から上智大学への地図
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya

※キャンパス内の地図
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya

【講師から一言】
福島原発震災から2年半以上過ぎた現在、溶け落ちた核燃料の場所や状態すら分かっていない。汚染水問題の状況を見ると、311事故直後にわかっていた問題を棚上げしてきたこと、汚染の拡散防止に真剣に取り組んでなかったことなど、汚染水問題の問題解決能力がもはやないことがあきらかである。

他方で、原子力規制委員会は再稼働へ向けて、規制基準への適合性の審査を進めている。しかしながら、福島原発震災がなぜ起きたか、その原因は何か、事故の進展をくいとめることができなかったのは何故かなど、地震や津波の発生とそれに対する原発の設計に関わる問題を技術の側から検証する作業が十分行われているとは言えないのが現状である。

汚染水問題さえ制御できない現状で、抜本的な原発の基本的な設計の見直しもせずに規制基準による小手先の「重大事故(過酷事故)対策」を根拠に再稼働をすることがいかに危険であるか考えてみたい。

【参加費】
1,000円(学生・障害のある人 500円)

終了後、講師を囲んでの懇親会を予定しています。

【お申込み】
どなたでも参加できます。事前申込は不要です。

ご家族やお友達とお誘いあわせの上、例会へのご参加をお待ちしております。

【主 催】ベグライテン・ミシュカの森 
【共 催】上智大学哲学科

【問合せ】 電話 090-9146-6667(関根)
Eメール ANA71805@nifty.com(入江)

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